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2019-10-20 (Sun)

【官能小説】変質者が尾ける・・1/2

「ごめんなさい。今日は留美子が休暇取っておりまして・・」さおりはクライアントに水入りの麦茶を差し出した。ちゃんとグラスもあらかじめ冷やし、ぬるくならないように心配りをしている。「お差し支えなければ、わたくしがお話をうかがいますが・・」

 今月から『セックスカウンセリングルーム留美子』に、新規スタッフが入った。最近は激しい性衝動に悩む人が増えてきたため、人手が足りないからだ。新しく勤め始めたのは、留美子の大学院時代の同窓生・さおりである。


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 今流行りのアダルトチルドレン(大人になりきれない大人)のカウンセリングをずっと行っていたのだが、そこを留美子がスカウトしたのである。さおりは最初、この引き抜きの誘いを断っていた。彼女自身、セックスには随分とトラウマがあるからだ。

 あどけなく、泣きそうなたれ目と、幼い顔に似合わぬ豊満な肉体というアンバランスさに、何度も男にしつこく言い寄られたり、痴漢された経験があるからだ。二十六歳になった今でも、その苦い経験は続いている。

 さおりが因っているのは、自分の気の弱さと淫乱さだった。誘われて、身体を撫でられると、ついついエッチに応じてしまう。それもイヤイヤというより、身体が疼いて、エッチせずにいられなくなってしまうのだ。

 さおりはこういう、自分の性格から目をそらして生きてきたのである。そのせいか、心理学を知りつくしてカウンセラーになったはずなのに、さおりはこの性の心理だけは、どうも、はっきりと把握することができずにいた。

「そういうカウンセラーの方が、いいのよ」だが、切れ長の瞳の留美子が断言した。「淫乱なくらいの方が、クライアントのエッチな心理に共感できるはずだからね。冷感症のカウンセラーだったら、お話にならないじやない?」

 この言葉が、さおりを留美子のカウンセリングルームへと動かした。クライアントをカウンセリングすることで、自分の多淫症を解く謎が見つかるかもしれない・・。そういう思いが湧いてきたからだ。

「・・わたくし、今月からこのカウンセリングルームのスタッフになった上条さおりです。どうぞ、よろしくお願いします」さおりはそう言って、目の前の男性に名刺を差し出した。

 瞳が大きく、びっくり顔をしている男だ。二十六歳。自分と同い年だというのに、何を悩んでいるのか、気になった。予約なしで飛び込みでカウンセリングに来てしまうほど、切羽詰まった問題なのだろうか・・。

「じゃあ・・お願いしようかな」男は木下と名乗った。プロフィールカルテに、プログラマーと書いている。さおりは受付を済ませ、彼を面談室へと招き入れた。室内は、さおりが毎週美しい切り花を活け替えて飾っている。クライアント達が少しでも心を和ましてもらえるように、という心遣いだ。こういうまめまめしさが、さおりの特長であり、美人だがガサツな留美子をうまくサポートできてもいた。

「どういった事を現在最も問題にしているのかしら・・」さおりの問いかけに、木下は弱ったなあ、と鏡を掻いた。言いだしづらいらしい。大きく見開いた目と、筋肉があまりついていない貧相な肉体が、さおりを前に緊張し、固くなっていた。

「じ、実は・・彼女にフラれて・・」ごく、と唾を呑む音がする。さおりは黙って哀しそうにうなづいた。最初はまず、相手に事情を全部吐き出させるのが、さおり流カウンセリングだった。自分がロを挟んでは、相手の気持ちを遮ってしまう。

 話したいだけ話させた方が、お互いにスッキリするのだ。木下は話し続けた。「付き合って二年目で・・結婚したい、と俺は思ってたんですけど、あいつは他の男に乗り換えちやつて」たどたどしく喋る彼の顔が歪む恥相当屈辱的だったのだろう。瞳の奥に、憎悪がチラリと横切った。「あんな女、もう忘れようと思ったのに、忘れられないんです・・だから、悩んでます」

「そう・・大変だったのね・・」さおりは唇を強く噛んでいる木下を見つめ、質問を始めた。「忘れられないと、どうなっちやうの?」木下はピクン、と肩をいからせた。

「・・つい・・、彼女の家に電話したり・・。彼女の家の前まで行ってしまったり・・」「彼女はちやんと応対してくれるの?」「いいえ!」彼の唇は渇き続けているようだ。先程から、しきりと唇を舐めている。「俺・・無言電話とかしかかけてないし。それに、彼女が家にいる時は、家の中に入らないし・・」「ちょ、ちょっと待って・・」さおりまでかすれた声になって質問した。

「それって、彼女の留守中にお部屋に入ってるつてコト?」「はい。合鍵を昔もらったんで」木下はあっさりうなづいた。「・・でも、このままだと、彼女の寝込みを襲ってしまったりするんじやないかと、自分でも心配になってきちやつてるんですよね」さおりはウーン、と頭を抱えてしまった。

(どうしよう。ストーキング症なのね)ストーキングとは、特定の人間を徹底的に付け狙う行為のことを言う。大抵、別れた恋人に対して行うことが多く、木下の場合もそれに当てはまる。治療方法は、ストーキング以上の情熱をかけられる何か、をクライアントに与えるべきだ、とさおりは以前から仮説を立てていた。

 だが、プロフィールを読む限り、この木下という男は、取り立てて趣味もない。彼女に対する入れ込みようは相当なものだったことだろう。こんな木下が、ちょっとやそっとの趣味のために、ストーキングをやめるなんて、考えがたい。

(どうしよう・・)さおりの頭は忙しく計算を始めていた。

 それから二週間後。さおりは、自宅マンションのポストに少し大きめの茶封筒を見つけて、手に取つた。『上条さおり様』と書かれているが、切手も貼っていない。角張った凡帳面な文字には、どこか見覚えがあった。

(とうとう、来たのね……)木下からの手紙に違いない。さおりは先日のカウンセリングで「そんなにストーキングしたいのなら、まずは私のコトを調べてみたら?」とアドバイスしたのだった。

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  さおりのプライバシーをあれこれ調べているうちに、彼女への怨みの念も消えてくることだろう、と考えたのだ。無精髭を生やし、やつれた感じの木下に、同情してしまったのも、ある。

 さおりは、クライアントにとことんまでつきあってしまうタイプのカウンセラーなのだ。「いいんですか? 先生をストーキングだなんて・・」そうつぶやきながらも、木下は少しうれしそうな表情をした。

そして白衣の下の、さおりの肉体を探るように、鋭い視線を投げてきたのを、記憶している。・・あれからすぐ、頻繁に無言電話が鳴るようになっていた。そして、今日の封筒である。(何が入っているのかしら・・)部屋につき、ソファーに座って封を切り、さおりは青ざめた。

 風に揺れているさおりのランジェリーだ。干した洗濯物を激写しているのだ。ブルーの繊細な薔薇のレースの上下・・さおりのお気に入りの下着も、こうして撮られると、ひどく猥褒だ。

 何気なく次の写真をめくって、さおりは目眩を覚えた。 着替えている自分の姿が盗撮されている。カーテンはきちんと閉めているつもりだったが、わずかなすき問から望遠レンズが入り込んでいた。

 ブラウスのボタンを手にかけている自分。三枚目には、ベージュのブラジャーがあらわになっている。そして次の一枚ではタイトスカートを手にかけ、次では・・・

(いや~ン!)ピンクのパンティー一枚で、堂々と伸びをしている自分がいた。普段何気なくとっている行動も、こうしてカメラに狙われると、随分無防備なものだ。おまけに、パンティーの色がベージュからか、少し恥丘の辺りが黒っぼい。

汗でしっとりと湿った陰毛まで写されているような気がして、さおりは身体の芯が熱くなった。封筒には、手紙が添えられている。『僕は、あなたをいつも見つめています』チカンや露出男にはしばしば遭遇する。

 さおりだったが、ストーカーは初めてだ。

 さおりは窓を開けりた。向かいは、五階建てのマンションだ。三階のさおりの窓を写すには、ここからカメラを構えているに、違いない。さおりは目を凝らして、マンションを見つめた。どこかに木下がいるような気がしたからだ。

 チカチカッとその時、屋上から赤い光が点滅した。彼が合図を送っているのかもしれない。(ホントに私をストーキングしてたなんて)さおりは苦笑を浮かべ、その方向を見た。

 普通の女だったら、怯えて警察に通報するところだろうが、さおりの場合、カウンセリングの一環である。(まずは、彼の気の済むように、ストーキングさせてあげましょう)優しいさおりはそう思って、ワザと微かにカーテンを開けたままにしておいてあげたのだった。

 ・・ガチヤ・・。音を立てないようにとしているのだろうが、警戒していたさおりは、すぐに気がついた。深夜二時のさおりの室内に、何者かが侵入したのだ。(やっぱり、来たわね・・)ストーカーは、行動をエスカレートさせやすい。無言電話や尾行で相手が動じなくなると、今度はノゾキや贈り物などで脅かしてみる。

 そして、最後の手段として、家宅侵入や職場へのいやがらせなどを用いてくるのだ。何らかの手段でストップをかけない限り、際限なく相手のプライバシーを侵し続ける、ウイルスのようなものだ。アメリカでは、ストーキングが高じて殺人事件となったものも、何件かある。

 さおりに無言電話や盗撮写真を仕掛けてきた木下だ。そろそろやってくるだろうな、とは予感していた。

 だが、やはり、あまり良い気持ちはしない。何しろ、深夜二時である。もちろん、さおりはベットの中で、ネグリジェ姿だ。こんな恰好を男性に見せるのは恥ずかしい。

(今、声をかけるのは、やめよう・・)好きなだけ、探索をさせてあげよう、とさおりは思った。 木下は、てっきりさおりは休んでいる、と思っているのだろう。ひたひたと洗面所に入り、洗濯物を漁っている物音が聞こえた。

(やだぁッ・・!)さおりは本心では、すぐにでも出て行って彼を止めたかった。今日は暑かったから、随分汗をかいた。パンティーには、汗やかすかな尿の香りが、いつもより強めに染みていることだろう。

 木下のことだ。きっと鼻を思い切り押し当てて、さおりを嗅いでいるに違いない。ジワ~とさおりの女壷から蜜がとろけ出してきた。足音は、さおりの寝室の方へと、近づいてきた。

(来るのね・・)さおりは、寝たフリをしていた。木下が入ってきて、タンスを開けている。あくまでも下着が今回の目的らしい。薄目を開けて様子をうかがうと、一番セクシーなアニマル柄のヒモパンティーをズボンのポケットに押し込んでいる。

「・・それ、持っていっちやうの?」立ち去ろうとしていた木下は、唐突にさおりが話しかけたため、ピクン、と身を震わせた。「あ、あの・・」「困るわ。それ、一番お気に入りのパンティーなのよ。他のじゃダメかしら・・」

 さおりは優しいふ微笑を浮かべながら、木下のポケットからアニマル柄のパンティーを取り返した。「それに・・恥ずかしいから、お洗濯前の下着も、返してね・・」ズボンの前ポケットをごそごそして物を探したが、出てこない。みるみる膨らんでいく男棒がポケットに入れてさおりの指に触れる。

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最終更新日 : 2019-10-20