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2019-09-16 (Mon)

高校の時イジメ抜かれた私が何気ない復讐を

 昨年の夏、激しい下腹痛を訴え、患者が家族に付き添われ来院しました。その患者の顔を見るや、高校時代の同級生のS子と直ぐ分った。S子は少し男の子にモテルことを良い事に、私を陰湿に2年間イジメ抜き卒業した。

 8年も経つのに、その顔を見ると身の毛がよだつのです。彼女は激痛に苦しみ、私には全く気づいていない。先生は診察の後「子宮外妊娠の為 緊急に手術が必要です」と家族に了承を得、緊急手術が始まった。


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 近くS子が結婚すると、風のうわさでは聞いていました。彼女を全裸にし、手術衣を着せ剃毛を行い、手術台に両脚を開脚させ両手足首を完全に固定しました。「S子、貴方の腹を開腹して腐っている処を切り取るけれど、だいじょうぶよ」と話しかけ、軽く微笑んで見せた。

 S子は、始めて同級生の私に気づき、顔から血の気が引いていく。間もなく、応援の麻酔科医が手術室に入ってこられ全身麻酔となった。気の失った顔すら、憎らしい顔をしている。私が助手を務め開腹が始まった。子宮の上下方に膀胱が見える。

 高校時代のあのイジメが思い出され「膀胱に穴でも開けてあげようか」と言う衝動に駆られた。輸卵管を露出させる為に、排尿つかさどる神経が通る組織を器具で軽く押さえる。

 神経を覆う組織が薄いので強く押さえると、簡単に排尿障害を起こしてしまう。簡単に言うと「尿漏れ」です。S子の腹黒い臓物を見ていると、つぃつぃ、器具を握っている手に力が入るのです。

 手術後、先生から家族に「手術は成功いたしました」と告げられました。しかし翌日、S子は尿漏れを起こしたのです。先生は「手術後ですから・・軽度ですし1・2ケ月もすると治るでしょう」と告げられ、10日後に退院をした。

 S子の排尿をつかさどる神経組織の3割は壊死し、機能不全に陥っているのです。S子は一生尿漏れとの付き合いです。尿漏れの新婚生活の始まりなのです(笑)

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最終更新日 : 2019-09-16