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2016-12-22 (Thu)

デリ嬢との人生末路

 デリを呼ぼうと、サイトを検索。するとストライクど真ん中の子を発見した。スレンダーで色白で黒髪の清楚系。しかしコメントには、かなりエロいと書いてある。速攻電話して予約を取り付け、ラブホに移動。やがて来た子は、実物の方がはるかに可愛かった。

 お店に電話する彼女をマジマジと見る。料金を支払い財布をしまった所で、いきなり抱きつかれてキス。ベルトを外されジーンズを脱がされ、ポロシャツも。パンツ一枚になった所で「あたしも脱がして」って言われて・・お互い全裸になり、そのまま風呂へ。


店頭では買いずらい「大人のおもちゃ」をAmazonで・・♪

 湯船では、すっと彼女が俺の上に乗り、キスしっぱなし。ベッドに移動しても、彼女のエロエロモードは全開で・・体中を舐めまわされ、俺は「アンアン」言ってしまう始末。そして発射。にも関わらず、彼女は口を離そうとはせず、尚も舐め続け・・

 俺は生まれて初めて、三連射を経験してしまった。すっかり彼女が気に入った俺は、少ない小遣いにも関わらず、月に1回彼女を呼ぶようになった。彼女の事は、源氏名からとって「しーちゃん」と呼んでいた。そして、しーちゃんを呼ぶようになってから4回目の時。

 相変わらず「アンアン」言ってる俺の耳元で、しーちゃんが囁いた。「しよっか」しーちゃん自ら生で挿入し、自分の中に出させた。「生理不順でピル飲んでるから、安心して出していいよ」その日は口内ではなく、胎内に2度も放出した。翌月も俺は、しーちゃんを呼んだ。

「会いたかったんだ〜」部屋に入るなり、俺に抱きつきキスをするしーちゃん。店に電話する時も俺の体の上から。電話を切ってもお金も受け取らずにキスをしまくる。俺もしーちゃんのブラウスとブラを脱がし、胸を触りまくり。目がうつろになってきたしーちゃんをベッドに移し全裸にする。

 俺も全裸になりしーちゃんに覆い被さる。すかさず抱きついてきたしーちゃんから「して・・」と言われてそのまま挿入。二人ほぼ大事に逝きやっと体が離れた。「まだお金払ってないよ」俺が言うと「そうだったね〜」と笑うしーちゃん。

 いつもの金額を支払うと1万円札を一枚返して「今月・・もう一回呼んでくれないかな・・」「成績があるのかな?」と思い、でも口にはせず1万円札を受け取った俺。また呼ぶ事を約束しもう一度合体して別れた。

 そして2週間後・・約束通りしーちゃんを呼ぶと、2週間前と同様にいきなり抱きついてきた。そして2週間前と同じく、激しくキスしてセックスして・・「2週間も・・待てないよ・・」セックスが済み、しーちゃんを腕枕してる時にそう言われた。

「うん・・でも、俺・・金ないし・・」「だよね・・」しーちゃんは俯いた。そしてしばしの沈黙。「ねぇ・・」沈黙を破ったのはしーちゃん。「携帯、貸して!」「えっ?」「私の携帯、入れとくから。」「えっ?」また、しばしの沈黙の後、しーちゃんが口を開いた。

「好きに・・なっちゃった・・」それでも尚、営業だと思ってた俺。だが誘惑に勝てずに、教えられたしーちゃんの携帯に電話。「やっと電話くれたんだ〜」と、しーちゃんの嬉しそうな声。「明日お店休みだから、明日会わない?」と、俺が何も言わぬウチに話し始める。

 そして翌日に会う約束をして俺は電話を切った。プライベートでも営業でも、しーちゃんはしーちゃんのままだった。営業時と同じ、清楚系のしーちゃんが現れた。「あたしは・・○○愛子と言います。しーちゃんはナシね!」「俺は○○です」最初に本名を名乗りあう、変なデートが開始。

 助手席に愛ちゃんを乗せ、まずは食事へ。行くのは愛ちゃんの希望で焼肉。そして食事が済んでホテルへ。部屋に向うエレベーターの中、愛ちゃんが体を寄せて来た。俺も抱き寄せキスをする。「電話・・嬉しかったよ・・」俺は尚も、きつく抱きしめた。

 ベッドでの愛ちゃんは、しーちゃんではなく愛ちゃんだった。「本当はキライなんだ・・」と、営業時にやる素股やアナル舐めなどなし。挿入しても騎乗位はナシで、ずっと俺の体の下に。俺が逝っても、すぐに咥える事もなかった。そして俺も何回もヤル必要はなかった。

「好きだよ・・」俺に腕枕されながら体を寄せる愛ちゃん。「ごめんね・・奥さん・・いるんでしょ?」と尋ねて来た。「ああ・・」俺は短く答えた。「ごめんね・・でも・・好きになっちゃったんだ・・」愛ちゃんは涙を流し始めた。その頭を撫でるしかない俺。

 しばし泣いた後「不倫だね」と、愛ちゃんは寂しそうに笑った。俺は愛ちゃんを抱きしめキスをした。「遊びでいいから・・また会ってほしい・・」愛ちゃんはそう言うと、俺にきつく抱きついて来た。クリスマス間近のある夜の事だった。

 年が明けてすぐ、俺はまた愛ちゃんに電話した。「おめでとー」愛ちゃんの明るい返事にほっとする俺。「また会ってくれるの?」愛ちゃんの問いに「客としてがいい?それともプライベートで?」と聞き返す。

「出来たらね・・休みの日か何かに、一日中一緒にいてほしい・・」「いいよ・・じゃ、今度の・・」日付と待ち合わせ場所を決め、俺は電話を切った。俺の心も愛ちゃんに、奪われつつあると感じていた。すごく寒い日に、俺と愛ちゃんは遊園地にいた。

 北風が冷たかったけど、繋いだ手は暖かかった。愛ちゃんが作ってくれたお弁当も、すっかり冷たくなってしまったが、心は温かかった。閉園時間までたっぷり遊び、門を出た所で「まだ・・一緒にいて・・」と愛ちゃんが。俺は愛ちゃんの肩を抱き、車へと向った。

 そしてホテルへ・・たっぷりと愛しあった後、後ろ髪引かれる思いで別れた。愛ちゃんはいつまでも、俺の車を見送っていた。愛が風俗で働く理由を聞いた。地元を出たが就職した職場が合わずに退職。再就職先が見つからず、実家に戻ろうと思ったが、酒癖が悪く暴力的な父の元には戻りたくない。

 そんな時にスカウトされ、何気なく風俗に入ってしまった。テクは、高校時代のバイト先の店長と不倫関係に陥り、その時に。清楚なルックスとサービスとのギャップで人気が出て、また少しだけ我慢すれば大金が手に入り、辞めるきっかけがないと。彼女の言葉を鵜呑みにすればそんなところだ。

 その後些細な事で妻にイライラする事が増えた。そして愛ちゃんの事が、益々大きくなっていくのが分かる。すごく危険な兆候。妻がいる家に帰るより、愛ちゃんと会う事を選んでしまう俺。バレンタインも誕生日も、愛ちゃんと過す。妻には一度も買ってやった事のない服も、ホワイトdayに愛ちゃんに買う。

 そしてついに、来るべき時が来た。「できちゃったみたい・・」腕枕の愛ちゃんがそう呟く。「本当に?マジで?やったーっ!」妻との間に子はなくそれが初めての俺の子。「えっ?」と不思議そうな愛ちゃんの顔。「『俺の子か?』とか聞かないの?」「だって俺の子だろ?」

「あたし風俗で働いてるんだよ。他のお客さんの子供かもしれないし・・」「ん?そんなに客としてんの?」「生じゃしないよ!でも・・1、2人は・・ゴムつけてだけど・・」「ふ〜ん・・じゃ、俺の子じゃん?」そう俺は愛ちゃんとセックスする時、一度も避妊をした事がない。

「確率的には高いし・・あたしも多分そうだと思うけど・・でも、生んでもいいの?」「いいよ」「で、でも・・奥さんは?」しばし沈黙した後「別れるよ」と答えた俺。声には出さなかったが、愛ちゃんの口が「えっ?」と動いた。

「そ、そんなの奥さんに悪い・・」俯く愛ちゃん。「俺が愛ちゃんの旦那じゃ嫌?」「い、嫌じゃないけど・・でも・・あたし・・」「風俗で働いてるのは、気になるから辞めてね。過去の事は・・お互い様でしょ?」黙って聞く愛ちゃん。

「君のね大切な物や・・今の君は勿論、これからの君も、過去の君も全部ひっくるめて受け入れるから、安心していいよ。」「う、嬉しい・・」愛ちゃんは俺に抱きつき、声を上げて泣いた。「ありがとう」と、何度も繰り返しながら泣いた。

 前妻とは社内恋愛で結婚した為、知る者も多く、また彼女の友人も残っている。職を変えるのが妥当と思い、離婚と同時に退職した。再就職先にも慣れ、またネットから「しーちゃん」が消えて随分と経ったある日の事。2tトラックを借り、愛の家財道具を二人の新居に運び出す。

 スレンダーだった愛も、お腹がかなり大きくなってきた。やがて俺も1児の父。「浮気はしてもいいから、他の女と子供は作らないで・・」愛からお願いされた事は必ず守るつもり。

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最終更新日 : 2018-07-06