二年前の高校二年の八月下旬、学園祭実行委員だった私は遅くに学校から、途中男友達の家で遊んでから回り道をして帰宅しました。家族の迎えを待っているとさらに遅くなるので急いで、帰宅する途中の墓地公園がある抜け道の脇道で、
道端に屈んでいた男にいきなりタックルのようなものを当てられ、途端に首筋を締められ植え込みの中へ引きずり込まれてしまいました。悲鳴を上げるなんていうことはとても出来ません。わけが分からないままに引きずられて、ただ首の骨が折れるかと思うくらい強い力で締められるので、ただ「痛い、痛い」と言うと、岩壁のような体格をした男は「静かにしろ」と低くドスがきいた声で何度も応えるばかり。
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やがて、脇道と墓地がある表の通りからは死角になった細い通路に私を押し倒して顔の上に下半身を押し付けて覆いかぶさってきました。その際「助けて！」と叫んだつもりでしたが、歯ががちがち鳴って思うように声が出ませんでした。
男は格闘技の技なのか、両足で私の肩と顔を抑えるようにして身動きを封じ込めました。着ていたセーラー服が不運なことにフロントファスナーでしたから、男は何なくファスナーを下ろして、セーラー服を開き、直ぐにブラジャーの中に手を入れてものすごい力で胸を揉みしだきました。
悲鳴をあげると「おい、黙れ！」と言って何やら冷やりとするものが乳首を押さえつけてきました。私は直ぐにそれがナイフだと分かりました。「助けて、助けて下さい」とやっとのことで声を震わせると「大人しくしろって言ってるだろうが」とナイフの刃先が乳首の上をすべるのが感じられました。
もう夢中で首をたてに振りたく利ましたが、思うように頭が動きません。ともかく声を立てずにいると、男はショーツの中に片手を入れてきました。そして恥ずかしいところを撫で回して、直ぐにショーツを引きずり下ろしました。私がとっさに片手で制止しようとしたので、体位を変えて男が私顔を殴りつけてきました。
悲鳴を上げた口はふさがれ、ブラジャーがナイフで引き裂かれました。視界は涙に滲んで何も見えません。もっとも明かりがない場所ですから相手の顔も分かりませんがともかく、頭を左右に振り回しました。
首を絞められたので「こ、殺さないで・・」と言うのが精一杯でしたから、相手の首締めが緩んだ時には、夢中で「許して、言うことききますから、許して」と叫ぶように言ってしまいました。それが相手の思う壺だったのかも知れません。スカートをゆっくりと外され、ショーツを剥ぎ取られるのも相手の成すがままでした。
幾度も乳房を握り締められ、苦痛に「うー」と繰り返すのみの私を尻目に、男は私の両足を担ぎ上げると遮二無二再び覆いかぶさってきました。激痛が背中から脳髄まで走りぬけ、痙攣が全身を襲いました。悲鳴は、男の片手で押さえられ、相手は再びナイフを取り出して
「声をたてるな！」と念を押して、私の中でさんざん暴れまわりました。短い時間のようにも、とてつもなく長い時間のようにも思えましたが、私の膣の中に思いっきり放出して、男は立ち去っていきました。
自殺しようかとまで思い悩みましたが、幸い受験にも合格出来て、忌まわしい過去を封印しようと努力していますが、夏が来ると体が自然と重くなり、食欲ががくんと落ちてしまいます。
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最終更新日 : 2019-12-08