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2014-05-12 (Mon)

テレクラ遊びの苦い体験談の告白

 数年前のこと。埼玉県のテレクラで自称33歳主婦とアポを取った。ホ別2。身長150センチ。普通体型。待ち合わせ場所は国道沿いにあるマック。相手は自転車で来るという。駐車場に車を停め、店内に入ってさりげなく観察。窓際の席に電話で聞いてた服装の女が座っていた。ひとことでいえば<おばちゃん>以外の何者でもない印象。


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 ひっつめた髪。化粧っけのない顔。40歳くらいか、体重は60キロありそう。声をかける気をなくし、忘れ物をしたような素振りで外に出て逃げた。おそろしいのはそれからだった。あの女は一部始終を見ていたらしい。一週間後くらいだったと思う。夜、家に一本の電話がかかってきた。たまたま妻ではなく私が出た。

 女の声で「○○さんですよね。お久しぶり」フルネームを呼ばれた。「どちら様ですか?」問い返すと「あなたがすっぽかしたミチコです」背筋がぞーっとした。否定すればよかったが恐怖で声が出なかった。女は一気に、「黙って帰る人は許せないの。あなたの会社も、こうして家も分かっています。15万で許してあげます。明日お昼に会社の近くに行くのでお支払下さいね。来ない場合オフィスに訪ねて行きますよ。


 それと今回限りであなたとの接触は絶ちます。そこまでバカじゃないですから安心して」一方的に切れました。妻は台所にいたので「間違い電話」と言いました。一晩、眠れませんでしたよ。15万は大金だけど、これで済むなら用意しよう。イヤ警察に届けるべきか、でも会社や家族にバレたら・・。15万という数字がどこから出てきたか知りません。けれど翌日の昼休み、指定の喫茶店に金を持って行きました。

 あの女がいました。オフィス街では、完全に浮いているおばちゃん臭い格好で目立ちます。黙って手を出すので15万の入った封筒を渡すと、黙って受け取り「どうも。じゃこれでお互い知らんふりということでね」席を立とうとするので慌てて「ちょっと待てよ。なんでこっちのこと知ってるんだ」女は「車のナンバーから調べるの簡単です」そして「人を容姿で判断できるほど、自分はカッコイイの?オヤジのくせに」吐き捨てるように言って出て行きました。

 慣れた手順で、これまで何度もやっているんだなと確信しました。15万は、結局銀行から下ろしたことが妻にバレ、問い詰められましたがパチンコで全額すったと嘘をつきました。日ごろギャンブルなどやらないので魔がさしたと言い訳し、怒鳴る妻に謝りまくりました。あれから数年、あの女からの接触は一切ありません。


 つい先日、懲りずに県内の別のテレクラへ行ったときのこと。聞き覚えのある声が受話器から流れてきました。プロフィールもまったく同じです。年齢も当時のまま。待ち合わせ場所は変わっていましたが、やはりロードサイドの店。迂闊にも「前に会ったよね?」と言ってしまいました。

 相手は一瞬沈黙し「会ってないです」と言い、取ってつけたように「やっぱり3ほしいんですけど」思わず「3は無理」「そうですか。フロントに戻して下さい」強い口調で言うので戻しました。間違いなくあの女だと思います。今でもスルーする男の車のナンバーを控えて、どういう方法か身元を調べて恐喝しているのでしょう。皆さん本当に気を付けて下さい。

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最終更新日 : 2019-05-13

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