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2020-08-16 (Sun)

最後までイカして欲しい乙女の祈り

 私は大学2年生で、運動部に所属しています。先日、ある大会に出場するための遠征がありました。大会期間中は合宿所に泊まり、大会会場に出かけていく形になります。合宿所では当然男子と女子は別の部屋なのですが、私はよく2年の男子の部屋に遊びに行っていました。

 その部屋は4人部屋で、二段ベッドがふたつ並べておいてあるかたちです。他に椅子などはなく、遊びに行ったときには誰かのベッドに座ったり寝たりしていました。


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 最終日の夜も、そのうちの一人のベッドに入って(本人もいたので、添い寝に近い形ですが)ごろごろしながら雑誌などを読んでいたのですが、その人に胸を揉まれ始めました。

 その人は日ごろから「胸が好き」と公言していて、それまでもふざけて揉まれたりはしていたのですが、そのときはなんとなく感じが違っていて。私はワンピース形のスウェットを着ていて、ブラはしていませんでした。

 そのスウェットの襟から手を入れて、直接触ったり、乳首の周りをくるくると刺激したり、乳首をつままれたりしました。それで私が「びくっ」と反応してしまったのですが、それをみて彼がにやにやしたり・・・。

「ばっちり反応しちゃってるじゃん」と言われ、気づくと乳首がかなり硬くなってしまっていました。そのときは「洗濯を待つ」という理由をつけて男子の部屋にいたので、いったん洗濯を見に行くと言って部屋を出ましたが、まだ終わっていなかったのでもう一度男子の部屋に戻りました。

 もう彼は寝ているように見えたので、起こさないようにと静かにベッドに入ったのですが、入った瞬間に彼の手が伸びてきました。彼と向き合うようなかたちで横向きに寝ていたのですが、スウェットを下から捲り上げ、

 ちょうど下着のラインと言うか、腰の辺りを数回撫でると、下着の上からちょうどクリトリスの辺りを押されました。それにびくっと反応すると、「びくってすんな・・」とささやくように言われました。

 その人、声が低いほうなので、そのひとことでドキッとしてしまいました。「だって、反応しちゃう」と答えると、「我慢だ・・・」と言われて。その間も彼の手は止まらずに、下着の上からこすったりつついたりされ、「びくっとするな」と言われたので彼の服をつかんで我慢しましたが、「あ、あ、」と声が漏れてしまいました。

 すると、「声出すな」と言われ、さらにどきどきしてしまいました。もともとMっぽいと自分で思っていたのですが、ここのやりとりでどきどきして、自分でも濡れちゃったかも、と思ったあたり、本当にMなのかもしれません。

 彼の手は次に、下着の中に入ってこようとしていました。とっさに手をつかんで、「それはさすがにまずいよ」と言ったのですが、「触るだけ、別に問題ないだろ?」と言われ、つい、うなずいで手を離してしまいました。

 すると、彼はピンポイントで気持ちいいところを触ってきます。声も出しちゃいけないし、反応もできないし、でもすごく気持ちよくて、こらえるので精一杯でした。彼の指がもう少し奥に入ったとき、彼が「すげえ濡れてんじゃん…」と囁きました。

「そんなことない」
「さっきからこんなに濡れてたのか」
「恥ずかしいからやだ」
すると、「じゃあやめる?」といわれ、本当に触るのをやめて、手を途中まで抜き取ろうとしました。

「やめる? ほんとにやめようか?」と重ねて聞かれ、「やめないで…」と、彼の手をつかんで引っ張るようにしてしまいました。それから、クリトリスを触られたり、指を入れられていろんなリズムでぐっ、ぐっと突かれ、すごく気持ちよくなっているときに、彼に手をつかまれ、どこかに誘導されました。

 いつの間にか彼もすごく勃起していて、服の上から触らされたんです。それを服の上から撫でているうちに、今度は彼の下着の中に誘導されました。どう触っていいかわからなくて、とりあえず上下にこすってみたり、先端のほうに触ったりしていました。

 でも、彼の手も止まらなくて、気持ちよくなるたびに私の手が止まってしまいます。すると、「手が止まってるぞ」と言われ、また頑張って手を動かしたり。「いいぞ、もっと刺激しろよ…」とも言われ、その、命令口調と言うか、そういう言い方にすごくどきどきしてしまいました。

 彼の手が止まったので、自分から布団の中にもぐり、彼のものを舐めてみました。私は今までセックスの経験がないので、どうしたらいいかわからなかったのですが、今では普通のファッション誌にもそういう特集が組まれていたりして、ちょっとだけ読んだことはあったので、それを思い出してやってみました。

 途中で、先端あたりをちろちろ…となめているときに、吐息のような声で「ああ・・・」と言っているのが聞こえ、これでいいのかな?と思いながら続けました。

 しばらくしてやめると、彼にとんとん、と叩かれて合図され、ちょっと上に移動して、ちょうどまたがるような形になりました。それから背中に手を回され、引き寄せられて、彼の顔のところに胸があるかたちになって。

「ちゅっ、ちゅっ…」と音を立てながら彼が私の胸を吸ったり、ちろちろ…となめたり。すごく気持ちよくて、また声が出てしまいました。「声出すなって」もしかしたらこの台詞が聞きたかったのかも。

 手で口をふさぐようにして我慢していると、下着をずらすようにして彼の指が入ってきました。「すげえ濡れてんじゃん、エロいなあ…」浅く、浅く、深く、のリズムでぐっ、ぐっと突かれ、本当に気持ちよくて、枕を握って声を出さずにいるのが精一杯でした。

 それに、彼のものが当たっているのも感じていて、「ねえお願い、もう我慢できないの、わかってるでしょ?」と、自分でも信じられないようなことをいってしまいました。でも、「入れるのはなし、できちゃったら困るでしょ?」と言われてしまいました。

 ちょうどそのとき、同室の誰かが身動きする気配がして、二人ともぴたっと動きを止めました。「今日はここで終わり」と言われ、残念に思いながらも男子の部屋を出て、自分の部屋に戻りました。

 でもそれからも、思い出してしまって眠れなくて…。彼は日ごろから「見た目の気に入らない人とは付き合わないし、セフレにもならない」と公言しているし、私も彼は恋愛対照ではありません。

 どうやら男子部では、「合宿と大会中は禁欲」という不文律があるらしく、彼も2週間で我慢の限界になり、もう誰でも良かったのだとは思います。でも、あのSっぽい言い方とか、

 ピンポイントで気持ちいいところを触られたりとか、どうしてももう一度してほしい、と思ってしまう自分がいます。そして、次は最後までしてほしい、と思っています。

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最終更新日 : 2020-08-16