ブラック企業で働いていた時の体験を告白

 この話は俺が実際に体験した話になります。6年か7年くらい前の話です。

 ブラック企業で何が行われていたかについて詳しく話をするのは後に譲るとして、まずはその時、何も知らない俺がどういう経緯でそのブラック企業で仕事を始めたのかからお話しさせて頂ければと思います。

 前半に関しては思い出して憤りながら書く事もあると思うので、文章が乱れる事もあると思いますが、ご容赦ください。俺は当時、24歳だった。22歳の頃から2年間、

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 知り合いの紹介で雇ってもらった東京での現場作業の仕事をずっとやっており、ある程度の貯金も出来たので、そろそろ憧れのホワイトカラーの仕事をしたい。と考え、現場の仕事をやめた。

 当時の俺は、今でこそスマートフォン、パソコン、インターネットが完備した家に住んでいるが、当時は現場仕事をする若者の一人暮らしという事で、家賃の安さだけで借りた部屋だったので、経済的にもパソコンやネットをつなぐ余裕はなかった。

 だからこそ、貯金ができたのかもしれないが。もしパソコンがあれば、ネットで求人を探していたと思うが、当時の求人雑誌といえば、駅やコンビニに無料で置いている「タウ○ワーク」等の求人誌を見るのが常だった。

 いいかえれば、その時の俺は、今の情報社会についていけてなかったともいえる。そこで俺が見つけたのは、「新宿 駅近 外資系企業が100%出資する英会話学校の運営スタッフ 未経験歓迎 週72000~ 完全歩合制」と書いている文字を見たのだった。

 今でこそ「完全歩合制」という文字見るだけでも(あやしいな・・)とこの完全歩合制の意味をこの体験から勉強したが、当時の社会の事を何も知らなかった俺は、一週間で7万2千というところにだけ目が行き、、何も考えずに、掲載されていた電話番号に応募の電話をしているのだった。

 俺は気慣れないスーツを着て、地図をみながら新宿駅から徒歩で歩き、目的のビルへと向かっていった。その英会話教室あったビルは新宿の中の高層ビルの中にあり、ガラス張りの入り口に、床は全部絨毯貼りの「今風の企業イメージ」を見て、俺は心の底から(こんなところで働けたらいいな・・!!)と願っていた。

 そしてガラス張りの入り口をくぐって、カウンターテーブルにあった内線電話でスタッフを呼び、そして簡単な面接をした。そりゃ簡単な面接で終わると思う。なぜなら完全歩合制。タダで雇えるわけだから、よほど外見とか、反応に問題のない人間は採用されていくだろう。今ではそう思う。

 俺は「来週月曜日から来て」ということで(よっしゃ!!!)と喜び、すぐに実家に電話をし、あの泥臭い現場仕事から、新宿のオフィス街の高層ビルで、英会話教室の営業をする仕事が決まった!!!と報告した。

 若かったんだよな。なにもかもが。新宿、高層ビル、外資系、スーツ出勤、名刺、そういった「ガワ」の部分だけのカッコよさに憧れる年齢でもあったんだと思う。

 そして働き始めた月曜日、俺は与えられたデスクに座り、その時に渡されたのか、どこで手に入れてきたのか、大量の名簿だった。氏名、連絡先、住所が記載してあった。そして俺の周辺に同じように座る女(俺以外はすべて女。しかも女の中の半分が、カタコトの日本語しか話せない外人)

 が、何かにとりつかれたかのように、名簿の上からシラミ潰しにセールス電話をかけているのである。1日7時間労働。7時間の間は、ずっと休むことなく電話 電話 電話。

 そしてその教材っていうのも、普通に考えたら誰が買うかよ?というような商品だった。教科書とCD-ROMとDVDと、そして英会話教室への学習チケット込みで、スタートセットで32万円。プラチナセットとかは74万だった。ありえない。

 しかし、中にはそんなバカげた商品でも売っている者がいて、契約が取れたらその中の何パーセントかを、歩合としてもらえる仕組みだったのだった。俺はある日、同じ職場で働く、内田という女とたまたま帰りが一緒になり

「ここって、、給料は自分が売り上げださないと出ないんです・・か・・?」と恐る恐る聞いてみた。すると内田は、「うん。知らなかった?」と平然と答えるのである。

 俺は(は??そんなふざけた事が。。週72000円って書いてただろ!?)と思った。そして内田にそれを聞いてみると、「ああ、あれは週に1回、ベーシックコースを契約した場合のことね」と、これもまた平然というのである。

 俺は「みなさん、よくこんな厳しいノルマで仕事続きますよね」と本音を言ったら、内田は「それがねー、売れるときは週に2件、3件売れるときがあるんだよね。売れないときは1カ月まるまる時間だけを無駄にする事もあるけど」というのだった。

 俺はこんな不安定な安心できない仕事を辞めようとも思った。しかし、実家の親や、同級生に「俺、新宿で営業やってんだよ」と、豪語してきた俺が、実は「ブラック企業にだまさたw」というのが恥ずかしいと思い、

 まだ貯金も少しはあったし(週に2,3売れる事があるのか・・)というあてにならない期待をもって、あと少しやってみるか・・。と思ったのだった。働き始めて2週間が過ぎてくると、その企業の実態が見えてきた。

 代表者はインド人(45歳くらい)そして代表補佐もインド人(40歳くらい)そして日本人のオバハンの主任(50歳くらい)がいて、その他は18歳~28歳くらいの女ばかりが10人くらいだった。

 その中の5人が、イギリス、フランス、ウクライナ、ベトナム等からの留学生だった。結局この留学生の子も、完全歩合制という意味を詳しく教えられずに働かされているのは間違いなかった。

 そして、彼女たちがもつ外国人独特の美貌目当てなのか(男の応募者を集めるため)あきらかに、、美人は多いが、来日して間もない、日常会話もままならない女の子たちが集められていた。

 基本、月~木までは電話 電話 電話。ひたすら電話。とにかく電話。日本語を話せない留学生の子も「コンニチハ シャリーとモウシマス。今、オデンワヨロシイデショウカ」等と、マニュアルを見ながら話をしていた。

 そして電話でアポをとった段階で、アポをとった電話担当は直接、客と喫茶店等で会う事になる。喫茶店でのコーヒー代もこっち持ち。その喫茶店までいく電車代もこっち持ち。契約ができなければマイナスの赤字である。

 つまり、1:電話をかけまくる 2:ひっかかった客と待ち合わせ 3:喫茶店なりなんなりで契約をとる 4:申し込みが完了して給料に反映 の4段階だった。

 また金曜日は、都内にある本屋へいって、特設コーナーを作り、アンケートと称した個人情報集め。そして集めた情報をもとに営業電話をかけるという方法があった。アンケートを答えたら、抽選で○○が当たる。というのは全部嘘っぱち。

 こんなやり方でやってるわけである。勘のいい人ならもうお分かりだと思うが、なぜ女しかいないのか?それは男だと枕営業ができないから。それだけの理由の他ならない。

 ただ男である俺が採用されたのは、シャキシャキしてるから。若くて動きそうなので、意外とやるかもしれないと思ったから。と後でインド人代表が言ってた。

 この会社の方法は、まず最初は72000円という数字で応募者の目を引き、そして完全歩合制という不明瞭な文字も記載するのは記載しておき法律に触れるのを回避する。

 すると、俺のような社会の常識を分かっていない若者や、無知な留学生が「英会話」の文字をみて応募してくる。それから人件費がタダなので雇えるだけ雇っておく。

 そして、その後に客に色仕掛けができる女なのか、それとも、最初は出来なくても、最終的には色仕掛けをしなければならない状況に追い込んでいくのがこの会社のやりかただった。

 事実、色仕掛けができない内気な子は、時間だけを無駄にしている事に気が付き、ものの2週間もすれはやめていった。逆に、自分なりの営業方法をもっている子は、定期的に売り上げを伸ばしていっているのである。

 そしてこの企業のブラック性を表す一つのルールとして、営業の時の服装というのが定められていた。(女だけ。男はスーツ)今思えば(まこと!馬鹿馬鹿しい!)と心からそれを思いついた人物への軽蔑の眼差しを送るべきだが、当時はそれが当たり前であり、社内ルールだと思っていた。

 その営業の時の制服というのは、その英会話教室のパンフレット等にも載っている外国人講師のイメージキャラと同じ格好になるのだが、ブルーのオフィススタイル(OLスタイル)の制服で、スカートはタイトスカートのミニだった。それに飛行機のCAみたいにスカーフを首に巻いた感じ。

 その他はさっき軽く書いた、金曜の本屋での特設コーナーの時の制服は、なんっていうのかな衣装の正式名称が調べたけどないんだが、ジャングル探検隊とか、サファリパークで働いているスタッフというのか、冒険服?あのベージュの色をした半パンの軍服みたいなやつ。

 それを着ないといけないのだった。そしてこのベージュの色をした半パンも、雑な中国製なのか、変にピチピチで、少し動いただけでも半パンの隙間からパンツが見えそうな感じのものだった。つまり、会社は面と向かってではなく、暗に「色仕掛けを使いなさい」と示唆している他ならない。

 また、俺がその会社である程度の実績を残し始めた入社してから2か月目頃、俺はそこそこ売り上げを上げていたある女スタッフが突然仕事を辞めたので、その女スタッフのパソコンを、自分用のパソコンとして引き継がせてもらった事がった。

 その女スタッフは「飛んだ」という形だったので、なんの引き継ぎもしていない状況だったのだが、俺はその女が残したパソコンの中に(まじかよ・・)を思うデータがあったのだった。

 それはその女が自分なりに記録していた営業マニュアルだったのだが、アポをとった後に、相手と面談した時の必殺技みたいなものが書いてあったのだ。

 さすがにそのデータがないのでコピペというわけにはいかないが、記憶をさかのぼって書いていくと、普通の喫茶店では、自分の足元が机で隠れるので、ホテルのロビーにあるソファーと低いテーブルの席で待ち合わせをしたほうがいい。

 また、対面に座って話している時は足を閉じ、いざ契約の時話しになったら資料を説明する感じで前のめりになって少し足をあけて下着を見せること。とか、他にもストッキングはなるべく着用しないほうがよく、黒の下着はさけたほうがいい。等、そんな独自マニュアルのようなデータが残っていた。

 俺も最初の頃は、そんな彼女たちと同じハードルで同じ土俵で仕事をしていたが、ほどなくして俺は男である。という自分の特性を生かし、このブラック企業で新しい立場を見つけていく事になっていくのだった。

 それは、電話の段階でアポが取れたとき、デート商法をするときの「見張り役」だった。その見張りの目的?それは、女の子が危険にさらされないように。じゃない。 それは女の子が、ちゃんと営業をしているかどうか。の見張り役だった。

 もっと具体的に言えば、カタコトの外国人の子の時に、面白がって会おうといってくる男の客からの一定の需要があった。しかし、アポは取れても日本での生活に不慣れな子が、その男との待ち合わせ場所に電車に乗って一人でいけない。という事態への対処だった。

 それはインド人の代表から、「よかったら付いていってあげてよ」といわれたのが最初の時で、その時俺は誰にも聞こえないように小さく耳打ちされたのだった「あいつがちゃんと営業してるか見てて」とニラミを聞かせたような感じだったのだ。

 俺はそれからインド人代表の小間使いという立場を確立し、新しいスタッフからは、男であるというだけで、50歳くらいのオバハン主任の次の職責の人物という印象を与えていくのであった。

 するとインド人代表からも気に入られ、一緒に飲みにつれていってくれたり、会社の内部情報を教えてくれたり、インド人代表からも、「幹部候補生」というような扱いを受け始めていた。すると給料も歩合制ではなく、固定給をもらえるようになっていったのだった。

 そして俺は自分の立場が変わったことで、このブラック企業の幹部(候補生)であるという職権を利用し、いや利用しようなんていう悪意はなかったが、結果として会社のルールに従って、その留学生の女の子たちの「営業指導」をする事で、あってはならない恩恵を受けることになっていくのだった。

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