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2009-11-20 (Fri)

病院の屋上で入れ放題

 足音を忍ばせて、私は屋上に向かう階段を登っていました。胸がときめいていました。妖しく疼いていました。これから自分のするいけない行為を、とっても刺激的な戯れを想像しながらーー。

 屋上の出口の踊り場に灯いている蛍光灯のぼんやりとした明りが、妙にエロチックに思え、それは私の心の中に生じている、背徳への罪悪感と同時に、私が感じるであろう淫らな快楽の悦びを、象徴しているかのようにその眼に映っていました。


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 扉を開けると、初夏とはいえ冷たい夜風が、半袖の白衣の身体に染みるようでした。手すりにもたれて立っているあのひとが、私の方を振り返りました。サルビァブルーのガウンが周りの闇に掛け込んでいる中、顔色だけがやけに青白く見え、私は胸を締めつけられます。

 「待った……。寒くない?」歩み寄りながら、私は小声でそう尋ねました。あのひとは微笑ったようでした「キミの方こそ、その格好じゃまだ寒いんじゃない」私たちは寄り添って、抱き合いました。それから、屋上の、もっと人目につかない場所へ、なるだけ暗い場所へと、肩を抱き合って移動したのです。

 郊外に建てられたばかりの病院の広い屋上は、格好の逢引きの場所でした。周りには他に建物もなく、覗かれる心配は全くあhソません。夜も10時を過ぎれば人気は無くなり、受水槽の裏側の闇に入れば、まず人が来ても気付かれる心配はありません。

 「逢いたかった……」どちらからともなく、私たちは.その言葉を交わし合います。昼間何度も会っているくせに。

 病院で、廊下で……。検温の時、回診の時、点滴の時、採血の時……。彼は入院患者として、そして私は看護師として、一日に何度も何度も顔を合わしているくせに……。

 抱き合ってお互いの唇を重ね合い、舌を絡めて激しく吸い合います。彼の手が白衣の上から、私の乳房を揉みます。優しく、そして時々強くアクセントを入れて(ああ……。いいわ……感じる。とっても、とっても感じちゃう……)答える代りに、私は身悶えしながら、彼の身体をまさぐります。

 股間の膨らみはとても病人のそれとは思えないくらい、荒々しく逞しいものです。パジャマのズボンの中に手を入れて、それを握り、私はゆっくりと指先を動かします(ああッ、私の、私の大好きな……。食べちゃいたいくらい愛しいもの……)その先端部からは、ねっとりとした粘液が洩れているのが判ります。

 白衣の肩のボタンを外して、窮屈そうに、彼の手が私の乳房をまさぐつてきます。いつも思うのですが、白衣っていうのほ、胸への直接の愛撫には不向きなようです。前にボタンが付いているのならともかく、その殆どは左肩にボタンの付いたものなのですから。だから私、彼と逢う時はいつもノーブラです。

 少しでも、彼の愛撫を直に感じられるように、そう思って……「いけない女だわ。私は、看護師失格ね。重い病気の患者さんにこんなことさせて……」吐息混じりに呟きます。「夜の屋上で白衣のまんま、こんな恥ずかしいことしてるなんて……。もし、誰かに見つかりでもLたら……」

 「キミはくび。で、僕ほ強制退院ってことになっちゃうのかな…」そう言いながら、彼は私の下半身に手を伸 ばしてきます。ストッキングを通して感じる彼の指の動き、私はとっても好きです。

 「どうせ長くない命だからな。だから、キミの身体にしっかりと刻み込んでおきたいんだよ。僕の記憶を……ね」白衣の裾がめくられます。ストッキングと一緒に、パンティが引きずり降ろざれます。

 私のそこは充分に潤い、じつとり蜜をたたえています「広げて……」言われるままに、私は立ったまま両脚を少し広げ、握っていた彼のペニスから手を離します。彼が脚を伸ばして座り込むようにして、私のそこに顔を近付けます「すごく刺激的だなあ。

 白衣の天使の御開帳だ。見ているだけでイッちゃいそうだよ」指をゆっくりと挿入し、舌でクリトリスを舐めてきます。下半身がとろけてしまうようです。その場に倒れてしまいそうです。

「あ~んッ、んふッ、んふ~ツ……」

 私は彼の髪の毛を掴んで、お尻を揺すります。前に後ろに、悶えながら……。自分でも呆れてしまうくらいハレンチな姿を晒して。今までに何人かの男の人とSEXしました。でも、こんなに狂ったのは、初めてでした。ひょっとすると、それは白衣のせいかもしれません。いえ、きっとそうに違いあせません。

 男たちが私たち看護師に憧れ、SEXしたがるのは白衣のせいだと、何かの雑誌に書いてあったのを思い出します。 白衣に象徴される純潔のイメージを壊してしまいたいという欲望が、実ほその根底にあるのだそうです。皆が私に対して抱いている、そういったイメージから逃れたいと、心の何処かで願っていたのかもしれません。

 だって、本当の私はとっても淫らでスケベで、SEXされたくって、恥ずかしいことされたくって、四六時中そのコトばかりを頭の中に描いているような女なんですから「あ~ツ、そこは……そこは嫌ッ……」彼の舌が私のアヌスに移動してきます。

 ロでは拒んでも身体は、痺れるような快感にヒクヒクとうごめき反応しているのです。いえ、身体だけでなく心だって、恥辱の悦びに妖しく咽び泣いているのが分ります。

 「あ~ツ、もオ、もオ……。欲しいの、オマ×コしてッ。オマ×コ……」

 うわ言のように恥ずかしい四文字を繰り返し、私は彼をせきたてます。白衣を着たままの身体をくねらせて。立ったまま、片脚を抱え上げられるようにして、私は彼のペニスを迎え入れます。

(なんて淫らな格好なの。ああッ、それにしてもとっても刺激的な……)自らの痴態を確かめながら、私は彼の腰の動きに合わせ、お尻を振っていました。

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最終更新日 : 2019-03-02

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