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2018-07-21 (Sat)

SEXに愛なんていらない気持イイから

 4年前の話。とある出会い系の掲示板にはまってて、かなり趣味の合うある男性と仲良くなった。そのうちお互い大学生で同じ市内に住んでるのが分かり、あるとき彼に「ボロネーゼを作ったから食べに来ない?」と誘われ、家に遊びに行った。

 最初のうちは料理を食べ、お酒を飲みながら話をしてたんだけど、相当な下戸の私は段々頭がボーっとしてしまい、途中から寝ぼけたようになってたと思う。そうこうしてるうちに終バスの時間が過ぎてしまい、彼のベッドに寝かしてもらう事になった。


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 実はこの時点で薄々予感はあったんだけど、アルコールの弱~いカクテルをグラス半分で酔っ払ってしまってたので、あまり気にも留めなかった。彼が壁際に寝て、なぜか腕枕をして貰う状態で寝た。しばらくすると彼の唇が薄っすら私に触れる。

 もともとあまりキスが好きなほうじゃない上に、実は当時、彼氏(と言っても妻子持ち)が居た私は最初抵抗したが、次第にキスが強くなり、更に左手でブラジャーのワイヤーをなぞりだした。

 ただキスが強くなると言っても本当に柔らかくて優しくて、左手も触れるか触れないかのぎりぎりのところでずっと焦らす様に続けるから、こちらも次第に気持ち良くなってしまって抵抗するのをやめてしまった。

 するとそれを見越したかのように彼は服越しに乳首にそっと触れる。既に乳首は勃ってしまっていたかも知れない。まるで柔らかい羽でそっと撫ぜられるようで、余りの気持ち良さに思わず抱きついてしまった。

 だって不倫していた彼はどちらかいうと絶倫タイプで、SEXの相性も結構良いほうだったけど、力が強すぎて指でされると痛い事も多かったから。愛撫の時にはあまり声をあげるタイプじゃないんだけど、そのぶん(?)息が物凄く激しくなっちゃって、早く彼が欲しくなった。

 でもなかなか先には進んでくれない。やっと上を脱がしてくれて、左の乳首は彼の舌に遊ばれ、残った右胸は彼の手で全体を包まれ、時々親指と人差し指で先っちょをコリコリされながらゆっくりと揉まれると、もうとろけてしまいそうだった。

(お願い、早く頂戴)心の中で何度も叫んだけれど、当時の私は(今も大して変わらないが)とにかく恥ずかしくてそういうおねだりが全く出来なかった。吐息はいよいよ激しくなり、まるで長距離走をした後のように、とても苦しかった。

 だから彼が胸を離れて下の方へ行ったときは、待ってましたとばかりに半ば自分から足を全開にしてしまった。もともとかなり濡れやすい体質なんだけど、案の定パンツはおろかジーンズまで愛液がしっかり染みてしまっててびしょびしょだった。

「凄い・・!糸引いてるよ」耳元で囁かれて更に熱くなるけど、まだまだ彼は焦らす。茂みをひとしきり弄った後、人差し指と中指で筋を下から上へ撫で上げていく。クリトリスや中を集中して責めたりすることは無い。「俺のも触ってくれる?」手元に肉棒を近づけてきた。

 触ってみてびっくりした。根元が太くて先に向かって細くなっていくんだけど、カリの所で再びぐっとせり出していて、上に向かっての“反り“が凄かった。まさに『ぞうさん』みたいな。しつこい位の愛撫と焦らしであまり力が入らない手で一生懸命扱くと気持ち良さそうに息を荒げた。

 コンドームをつけ、正常位で、今度こそやっと彼のものが私の中へ入ってきた。今まで感じたことのない気持ち良さだった。反りがきついせいか、中がぐっと押し広げられる感じ。吐息と共に悲鳴を上げていたと思う。

 お預けの上にお預けをずっと食らっていたからもう堪らなくて「気持ち良い?」と訊かれたけど、とても返事なんか出来る状態じゃなかった。全身の力が抜けて、彼の肩に掛けてた手も無防備に落ちていた。吐息と共に、喘ぎ声じゃなくて悲鳴を上げていたと思う。

 すぐに大きな波が来て一度目の絶頂に到達。彼はすぐに私が逝ったのに気づき「イクんだったら『イク』って言って。」と言われたけど「だって・そんな余裕・はぁ・無かった・ん・だもん・・」と言うので精一杯だった。

 本当に急激に深い絶頂だった。女性は一度逝ってしまうとその後は立て続けに逝ってしまう。私も程無くして2回目の絶頂に。1回目に落ちていた手は痺れて、まともに指を伸ばすことも出来なかった。「ああ・・もう逝きそうだ」と言って更に奥深くまで突いてくる。

 私自身が彼にしがみつく様にまとわりついていて、でもそれを破るように攻め込んでくる。背中が寒くなり、頭はボーっとして何も考えられなくなって、目の前が真っ白になって、心の中で「美枝さん(彼の名前)さん・・助けて」と叫びながら、3度目の深い深い絶頂を迎え、ほぼ同時に彼も逝った。

 失神寸前だったと思う。しばらく私は横たわったまま身動きが取れなかった。シーツを思いっきり汚してしまったので、何とか体を起こしてベッドから降りようとすると足元がふらついて転んでしまった。

 それを見て彼は「そんなに気持ち良かったの?」と驚き、私を抱き締めてくれた。事実、私自身あんなに最高のSEXは彼氏とも出来ていなかったので、もう少し余韻に浸っていたかったけど、空は既に明るくなり始めていて、そんな暇は無かった。

 その後、彼の家には2回ほど遊びに行きましたが、結局エッチすることはありませんでした。1度目は生理、2度目はこれ以上彼と会うのが怖くなったから。不倫していた彼氏にばれるのが恐かった訳じゃありませんが、心が彼に傾き始めてて、でもやっぱり彼氏の方が好きだと思ったのと、彼は当時4回生で、卒業したら海外に行くことが決まってたんです。

 向こうもそれは分かっていたみたいで、最後に会った時に私をどう思ってるか訊いてみたら、気に入ってはくれてたみたいだけど、彼女にとかそういう感じは伝わってきませんでした。半年限定の付き合いなんて無理な話なんです。以来、全くの音信不通。

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最終更新日 : 2018-07-21