「海が見たい」はお騒が

 「海に連れて行って下さい!」1人でタクシーに乗ってきた若い女性に、突然言われたドライバーのY氏、思わず彼女の顔をしげしげと見てしまった。秋の日の夜9時すぎ。都内、地下鉄赤坂見附(みつけ)の駅前タクシー乗り場のことである。


【人妻NET】夫に不満な人妻達が火遊びを・・!

 このY氏、年は40代後半で妻子もある。一方の女性のほうはストレートのロングヘアで顔を半分隠したOL風。プライベートならうれしいかもしれないが、仕事の上ではやっぱりプキミである「海って・・あの海ですか?」Y氏がたずねるとその女性はうなずいた。

 「そう。海です。この近くの海が見えるところに行ってください!」

 行けといわれたら、行くしかない。Y氏は頭の中で近いところを探した。晴海埠頭がある。そこでいいかと聞くと、彼女もうなずきY氏は「海」に向かって車を走らせた。リアシートの彼女は何もいわずただ時折、深~いため息をもらす。相当、落ち込んでいる様子であるそのあまりの暗さにY氏はちらっと(失恋でもしたのかな)と考えてしまった。

 そのうちにタクシーは晴海埠頭の前に着いた。だが、そこで彼の仕事が終わったわけではなかった「ここで、しばらく待っててもらえませんか?」

 彼女は震える声で頼んだ後、そのまま埠頭のほうへと歩いて行った。Y氏は、いわれるままずっと彼女を待っていた。だが、これがなかなか戻ってこない。20分がすぎたころにはさすがに不安になってきた。

 (何かあったのかな。あの様子はタグごとじやなかった。まさか海に飛び込んだんじゃないだろうな。自殺の手助けをしたなんて冗談じゃない)

 氏も思わず彼女を探しに行こうかと思った。だが、その間に車に戻ってきたら困るので、ただひたすら彼女の帰りを信じて待った。それからさらに20分ほどすぎたとき、彼女がようやくYさんの車に戻ってきた。やきもきしていたYさん、余計なこととは知りつつ、つい、聞いてしまった。

 「あの、失礼ですが今まで何をしていたんですか?」「私ですか?・・海を見ていました」

 彼女は「それがどうかしましたか?」とでもいいたげな顔つきだ(海を見ていただと?)Yさんは驚きと情けなさで口がきけなかった。さんざん心配かけて、40分も、ただ暗い海を見ていた・・(いったい何を考えているんだ最近の若い娘は。ワガママは、彼氏だけにいえー・)

 そういってやりたいところだが、ぐっーとこらえたY氏のため息も深かった。



↓他のHな体験談を見る



コメント 1件

コメントはまだありません
千秋  

一人でオナってたんじゃないの?

2016/04/22 (Fri) 23:43 | 編集 | 返信 |   

コメントをどうぞ